今朝、久しぶりに娘がテレビを見ていた。
我が家の小1娘、普段はだいたいYouTubeである。
なので、朝からテレビの前に座っている姿を見て、
「お?珍しいな」
と思った。
何を見ているのかと思ったら――
名探偵プリキュア。
「あー、まだ見てたんか~」
と思いながら、私もなんとなく横で一緒に見る。
……とはいえ、ガッツリではない。
プリキュアを眺めながらスマホをいじる。
40代おっさんの休日の朝としては、まあこんなもんである。
すると突然、テレビから劇場版の宣伝が流れてきた。
「あー……そんな季節かー」
そういえば、ここ数年。
毎年のように娘にせがまれて、プリキュアの劇場版を見に行っている。
そして毎年思う。
あれ、ほんまに娘が一緒だから入れる空間よな。
映画館にいる子どもたち。
その横に座るお父さん、お母さん。
そんな空間に40代のおっさんが一人でプリキュアを見に行っていたら、なかなかの勇気が必要である。
……娘と一緒なら、堂々と入れる。
娘、ありがとう。
君のおかげで私は今年もプリキュア映画を見ることができる。
そんなことを考えていたら――
娘のスイッチが入った。
「映画!見たい!」
「行きたい!」
……来た。
私は察した。
これはヤバいやつだ。
逃げよう。
そう思った。
しかし、逃げられなかった。
「行きたーい!」
「ぐあぁ……」
「えー、ママと行ってこいよー」
一応、抵抗してみる。
しかし我が家は、夫婦そろって夜勤ありのフルシフト勤務。
土日だから休み、というわけではない。
そこで公開日あたりの勤務表を確認してみた。
すると――
私だけ休み。
なんでや。
よりによって。
「えー……私が連れてくのー?」
自分で言っておいてなんだが、完全に負けている。
こうして今年も、40代おっさんのプリキュア映画鑑賞が決定しそうな雰囲気になった。
いや。
まあ、いいんだけどね。
実は私、去年のプリキュア映画にはかなりやられている。
去年は「アイドルプリキュア」の劇場版を見た。
正直、テレビ版のアイドルプリキュアなんて、まともに見ていない。
それでも――
めっちゃ良かった。
普通に感動した。
「プリキュアの映画って、こんなに良いんか……」
と、ちょっとびっくりしたくらいである。
だから困る。
今年の映画も、
「絶対に見たくない!」
と言い切れない。
むしろ、
「……今年はどんな話なんやろ」
と、ほんのちょっとだけ気になっている自分がいる。
もちろん、
めんどくさい。
映画館まで行かなあかん。
時間も合わせなあかん。
休みの日にわざわざ出かけなあかん。
40代おっさんとしては、家でゴロゴロしていたい。
でも。
娘が「行きたい!」と言っている。
そして去年、なんだかんだで自分も楽しんでしまった。
……となると。
「まあ、いいけどよー」
となってしまう。
たぶん今年も私は、娘の隣に座ってプリキュアを見る。
そして映画が始まれば、
「いや、これは娘と一緒だから見てるだけだからね?」
と心の中で言い訳しながら、普通に楽しんでいる可能性が高い。
娘に連行されるプリキュア映画。
今年も、そんな季節がやってきたようです。

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